この記事は過去のデータを紹介しています。
最新年度の情報については以下の記事をご覧ください♪
いつもお世話になっております、ルル区長です。
今回は政令指定都市のR5年度における給料事情を徹底比較してみました。データはR5年度に各自治体が公表しているものを参考にしています!
つまりR5年度に公表される数値はR4年度の実績値になります!
初任給や平均年収といった基本的な面から比較していきたいと思います!
平均給料や手当を含む給与についてはこちらの記事をご覧ください!
地域手当・平均年齢・平均年収
まずは各政令市の地域手当・平均年齢・平均年収をまとめてみました。
地域手当とは地域の物価に合わせて基本給に追加して支払われる手当のことです。基本的に地域手当の率が大きいほど給料のベースは上がっていきます。
自治体 | 地域手当(%) | 平均年齢(歳) | 平均年収(円) |
---|---|---|---|
神戸市 | 12% | 42.7 | 7,017,000 |
名古屋市 | 10% | 41.2 | 6,951,000 |
さいたま市 | 15% | 40.5 | 6,904,000 |
川崎市 | 16% | 41.3 | 6,881,000 |
横浜市 | 16% | 40.6 | 6,710,000 |
仙台市 | 6% | 41.5 | 6,680,000 |
岡山市 | 3% | 44.0 | 6,643,000 |
大阪市 | 16% | 43.4 | 6,641,000 |
相模原市 | 12% | 40.5 | 6,590,000 |
福岡市 | 10% | 40.1 | 6,589,000 |
千葉市 | 15% | 41.2 | 6,574,000 |
京都市 | 10% | 43.1 | 6,522,000 |
浜松市 | 3% | 42.6 | 6,500,000 |
新潟市 | 3% | 42.4 | 6,480,000 |
熊本市 | 0% | 41.8 | 6,472,000 |
堺市 | 10% | 42.1 | 6,399,000 |
北九州市 | 3% | 46.0 | 6,395,000 |
静岡市 | 6% | 40.6 | 6,322,000 |
広島市 | 10% | 40.8 | 6,240,000 |
札幌市 | 3% | 40.3 | 5,791,000 |
政令市の平均年収は約650万程度!
平均年収で比べてみると政令市の平均年収は約650万程度になります。
やはり人口が多く地域手当の大きい大都市が上位にきていますね~
ちなみにこのデータは平均年齢は行政職員の数値ですが、平均年収は市の職員全て(学歴混同、行政職以外の教育職、消防職等を含む)のデータです。
また、表から平均年収が最も高いのは神戸市の7,017,000円で最も低いのは札幌市の5,791,000円でした。
これだけでみるとかなり差があるように見えますよね笑
ただ、平均年齢もバラバラですし、これだけでは何とも言い難いです。この辺りは他の記事で深堀していこうと思っていますのでここでは基礎程度で抑えていてください。
次は初任給について比較していきます!
初任給について比較
以下の表が各政令市の初任給(大卒・地域手当補正なし)の金額になります。
自治体 | 地域手当(%) | 初任給(円) |
---|---|---|
浜松市 | 3% | 192,134 |
新潟市 | 3% | 192,000 |
熊本市 | 0% | 190,500 |
岡山市 | 3% | 188,300 |
仙台市 | 6% | 187,200 |
北九州市 | 3% | 186,700 |
京都市 | 10% | 186,500 |
相模原市 | 12% | 185,100 |
神戸市 | 12% | 184,600 |
静岡市 | 6% | 183,500 |
堺市 | 10% | 183,500 |
名古屋市 | 10% | 183,000 |
広島市 | 10% | 182,900 |
川崎市 | 16% | 182,900 |
札幌市 | 3% | 182,700 |
さいたま市 | 15% | 179,900 |
千葉市 | 15% | 179,900 |
福岡市 | 10% | 179,300 |
大阪市 | 16% | 178,300 |
横浜市 | 16% | 178,100 |
基本給は規模の小さい自治体のほうが高い傾向!
範囲としては178,000円(横浜市)~192,134円(浜松市)となりました。
(浜松市だけ端数が出ていましたがなぜでしょう?)
傾向としては規模の小さい自治体の方が初任給が高い傾向があります。公務員は最初の頃は本当に給料が少ないので地域手当の少ない自治体はそのあたり考慮してくれているのかもしれませんね!
初任給(地域手当補正後)について比較
以下の表が各政令市の初任給(大卒・地域手当補正あり)の金額になります。
自治体 | 地域手当(%) | 初任給(円) | 地域手当補正額(円) |
---|---|---|---|
川崎市 | 16% | 182,900 | 212,164 |
相模原市 | 12% | 185,100 | 207,312 |
さいたま市 | 15% | 179,900 | 206,885 |
千葉市 | 15% | 179,900 | 206,885 |
大阪市 | 16% | 178,300 | 206,828 |
神戸市 | 12% | 184,600 | 206,752 |
横浜市 | 16% | 178,100 | 206,596 |
京都市 | 10% | 186,500 | 205,150 |
堺市 | 10% | 183,500 | 201,850 |
名古屋市 | 10% | 183,000 | 201,300 |
広島市 | 10% | 182,900 | 201,190 |
仙台市 | 6% | 187,200 | 198,432 |
浜松市 | 3% | 192,134 | 197,898 |
新潟市 | 3% | 192,000 | 197,760 |
福岡市 | 10% | 179,300 | 197,230 |
静岡市 | 6% | 183,500 | 194,510 |
岡山市 | 3% | 188,300 | 193,949 |
北九州市 | 3% | 186,700 | 192,301 |
熊本市 | 0% | 190,500 | 190,500 |
札幌市 | 3% | 182,700 | 188,181 |
地域手当の影響はやっぱり大きい
地域手当を補正した表を見てみましょう!
やっぱり大都市が上位にきていますね笑
範囲としては188,181円(札幌市)~212,164円(川崎市)となりました。
基本給自体は規模の小さい自治体の方が高かったですがその差をサクッと覆してきました笑
地域手当の恩恵は大きいですがその分物価も高いのでその分をカバーできているかというと怪しいところです。(特に家賃は地域によってかなり差がありますね…)
実際の生活水準としてはそこまで差がないと思います!
まとめ
ここまで政令市職員の平均年収や初任給といった基本的な部分について比較してきました。
分かったことをまとめると…
- 平均年収は規模の大きい政令市で高い傾向
- 初任給(地域手当補正なし)は規模の小さい政令市の方が高い傾向
- 初任給(地域手当補正あり)は規模の大きい自治体で高い傾向
- 注意点としては地域手当の影響が大きく地域の物価を考えると生活水準はそこまで差がない
といったところでしょうか。
他にも残業代が多い自治体や、出世のしやすさ、給料の伸びやすさなど、給料にかかわってくる要因は多くあります。その辺りもほかの記事で発信していこうと思っています!
この記事が政令市に関心がある方々の参考になったら嬉しいです。
それでは、失礼いたします。