いつもお世話になっております。ルル区長です。
土木公務員を目指す受験生の方の中にはこれから受験勉強を開始しようとしている方もいるのではないでしょうか?
まず最初は参考書や問題集を選ぶところからですよね!笑
今回は参考書・問題集選びで悩まないよう、政令市の土木公務員であり、国家公務員総合職試験(工学区分)にW合格した僕が実際に使った参考書・問題集を紹介します!
着実に準備して確実に合格したい受験生の方にはオススメできると思います!
どういう使い方をしていたかも交えてお話していこうと思います。
教養試験のオススメ参考書・問題集については以下の記事で紹介していますので参考にしてみてください♪
今回の記事は専門試験についてです!
オススメ参考書+問題集 ~土木科目編~
まずは土木職の専門試験で最も重要な土木科目のオススメ参考書+問題集を紹介します!
僕も土木科目は徹底的にやりこみました!
これから紹介する参考書・問題集をしっかり使いこなせれば、地方上級レベルの筆記試験なら満点近く取れると思います。
実際、そこまで高得点を取る必要はないかもしれませんが、僕のように心配性な人や、国家公務員試験も併せて合格を目指している受験生の方には是非とも使ってみてほしいと思います!
【重要度★★★★★】土木職公務員試験専門問題と解答(必修科目編)
まずは僕が愛用していた米田昌弘さんの「土木職公務員試験専門問題と解答」シリーズの必修科目編です。
通称:「米田本」ですね。僕が勝手に読んでるだけかもしれませんが笑
この本は「必修科目編」で土木公務員の専門試験の中でも必ず出題され、出題数も多い分野「3力」(構造力学・水理学・土質工学)についての問題集になります。
問題の難度は地方上級試験を受験するのに丁度良いレベルです。
そして、基礎の解説も充実していて最初に取り掛かる問題集としてはベストだと思います!
オススメ勉強方法:周回して苦手を発見・克服するべし!
この本の良いところは、他の参考書・問題集とは異なり専門試験の中でも「3力」に特化し問題も充実している点です。
正直、地方上級試験であればこの3科目で満点取れれば筆記試験は容易に突破できます。
逆に、それだけ重要なのに取っつきにくいのもこの3科目です笑
計算が多く、最初は普通に難しいので僕も苦手でした笑
なのでこの本の使い方としては、専門試験勉強の軸として何周も継続して勉強するのがオススメです!
僕は苦手な問題にフォーカスして合計4~5周ほどやりました笑
周回して勉強するのに意識するポイントは、問題にマーク(解けたら〇、解けたけど怪しものは△、解けなかったら×)をつけて次周は簡単に解けた問題は飛ばして間違った問題を中心に解いていくことです!
参考に上記のやり方で僕が勉強していた時の内容と所感を以下にまとめています。
1周目:とにかく解いてみる!(多分ほとんど解けない。所要期間1か月。)
2週目:△と×だった問題中心に取り組む(多分7割はまだ解けない。所要期間半月。)
3週目:△と×が2個の問題中心に取り組む(5割程度マスター。所要期間2週間)
4週目:△と×が3個の問題中心に取り組む(8割程度マスター。所要期間1週間)
5週目:2週目以降△と×がついた問題に取り組む(総仕上げ。所要期間2週間)
かなり時間をかけているのが分かると思います。笑
マークを付けていくと自分の習熟度が分かってよかったです!
でも本当にここまでやる価値がある科目であり、オススメできる問題集です!
【重要度★★★★☆】土木職公務員試験専門問題と解答(選択科目編)
今度は「米田本」の「選択科目編」になります。
「選択科目編」では「必修科目編」で扱う「3力」以外の土木分野を対象としています。
その科目数はなんと10種類もあります!笑
具体的にはこの本の目次を参照して、「土木材料学」、「橋梁工学」、「耐震工学」、「測量」、「土木施工」、「衛生工学」、「環境工学」、「河川・港湾および海岸工学」、「計画」、「建設一般」の10科目です。
分野ごとの出題数は少ないですが、範囲が広いのでこちらも重要な科目になってきます!
この本は用語解説がしっかりしていて理解がしやすくオススメの一冊です。
オススメ勉強方法:暗記科目が多いので解説を読み込み、自分なりにまとめておくのが良い
この「選択科目編」で取り扱う科目はほとんどが暗記科目になります。
そのため、問題を反復するよりも用語の理解を深めることが重要になってきます!
この本はそうした用語をわかりやすく丁寧に解説してくれているので非常に取り組みやすいです。
この本の使い方としては、試験までまだ時間がある時期は「必修科目編」に疲れたときに取り組むイメージです。
重要だと感じた用語は自分なりにノートにまとめたりしてより分かりやすくしておくのが良いです!
僕はルーズリーフにまとめて移動時間や試験直前に見れるようにしていました!
暗記科目が多いということもあり、試験が近づいてきてからの学習が重要です。
僕は日ごろから少しづつ取り組み、終盤でしっかりと身につけるイメージで勉強していました!
【重要度:★★★☆☆】公務員試験 技術系 新スーパー過去問ゼミ土木
続いて紹介するのは「資格試験研究会」が出版している「公務員試験 技術系 新スーパー過去問ゼミ土木」です!
通称、「スー過去」ですね!(多分)
この本も「米田本」と同様に専門分野についての解説と問題が掲載されています。
「3力」を中心に構成されつつも「選択科目」も取り扱っており1冊で地方上級試験であれば突破が可能な程コスパの良い一冊となっています!
今回、重要度を低く設定しているのは僕が「米田本」をメインで使用し、この本を補助的役割で利用したためです。
実際はどちらか1つでも良いと思いますが、僕はこの本も併せて利用する価値があると感じたので紹介させていただきます!
オススメ勉強方法:「米田本」と異なる解法で問題への理解を深める!
この本を「米田本」と併用するメリットは同じような問題でも「スー過去」の方が解法・解説が分かりやすい場合があったりするのでより問題への理解を深められる点です!
僕はこの本を試験の本番2か月前に購入しました。
というのも「米田本」は結構やりこんでいたため、練習する問題が無くなってきていました。
いざ購入して解いてみると、カバーできていなかった分野が見つかったり「こうやって説いたほうが簡単!」と新たな発見ができたのを覚えています笑
逆もまた然りで、「スー過去」をメインで使っている人は「米田本」をある程度攻略できてきた段階で手を付けてみるのも良いと思います!
時間と資金に余裕がある方にはこの二刀流スタイルがオススメです!
オススメ参考書+問題集 ~数学・物理編~
ここからは土木職の専門試験に付き物の科目である「数学・物理」のオススメ参考書・問題集を紹介します!
高校からずっと勉強してきたからと侮ってはいけません。意外と忘れてます笑
とはいえ基礎はできていると思うので土木系の分野よりは取り組みやすいです!
数学・物理も専門試験の4割ほどを占める重要な科目ですからしっかり対策していきましょう!
【重要度★★★☆☆】土木職公務員試験専門問題と解答(数学編)
僕が数学対策で勉強するのに使ったのは「米田本」の数学編です。
他の「米田本」と同様で過去問中心に頻出問題が多く掲載されており、効率よく勉強することができます!
ただし、問題の難易度は少し高めです!
この本の有用性を感じたのは国家公務員総合職試験を受験した時でした。地方上級レベルだとそこまで本気で取り組む必要性はないかもしれませんね!
オススメ勉強方法:難しすぎる問題はスルーして基礎的な公式や解放を覚えていく!
先ほども言った通り、この本の中には地方上級試験を目指すにあたって少し難しい問題も掲載されています。
なので、この本の活用法としては基礎的な問題に焦点を当てて、公式や解放を思い出しながら勉強するのがオススメです!
どういった問題が出題されやすいのか把握しておきましょう。
土木科目を勉強するついで程度で良いのでなるべく毎日触れるようにするのが重要です!
【重要度★★★☆☆】土木職公務員試験専門問題と解答(物理編)
物理の対策で僕が使ったのはこちらも「米田本」の物理編です!
こちらも数学編と同様、難易度は若干高めですが良問がまとめられているので試験対策としてはオススメです。
土木公務員を目指す皆さんは工学部と思いますので数学よりは多少物理のほうが記憶が新しく勉強しやすいかもしれませんね笑
オススメ勉強方法:数学と同様に基礎をしっかり固めていくのが良い
この本の活用法は数学編と同様に、難しい問題は後回しにして基礎問題を一通り攻略することです!
数学よりは公式等が思い出しやすいと思うので時間があれば難しい問題にも挑戦してみるのも良いと思います。
個人的には物理は数学よりも公式の重要性が高いと感じています!
こちらもなるべき毎日勉強するようにしておくのがオススメです!
まとめ
ここまで、僕が実際に公務員試験で使ったオススメの参考書・問題集を紹介してきました。
ちなみに、僕が紹介した参考書を全て網羅しようとすると結構時間がかかります笑
僕は2月から勉強を始めましたが、毎日10時間程度は勉強してやっとでした。
いざ買ってみたはいいものの時間が足りず手が付けられなかったらもったいないですからね笑
もちろん、紹介したもの以外にも優良な参考書はたくさんあります!
是非この記事を参考に、皆さんに合った参考書・問題集を見つけて欲しいです!
そして、皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
それでは、失礼いたします。