いつもお世話になっております、ルル区長です。
皆さんは公務員という職業についてどのようなイメージを持っていますか?
よく公務員は勝ち組なんて言われたりもしますが実際はどうでしょう。
今回は市役所や県庁といった行政職の地方公務員についてそのリアルを実際に僕が働いてみて感じたことを踏まえて解説していきたいと思います!
結論:地方公務員はどちらかといえば「勝ち組」です!
結論から言うと地方公務員はどちらかといえば「勝ち組」です!
あくまで僕の経験による主観的な意見です笑
完全な勝ち組かと言われればそうでもないです笑
地方公務員という職業のステータス評価はそこそこ勝ち組といった感じですね。
ここからは一体どのような点で地方公務員が「勝ち組」と言えるのか、4つの「勝ちポイント」に分けて紹介していきます!
勝ちポイント①:大きい異動がなく、公私のバランスが最強!
まず1つめの勝ちポイントは引っ越しを伴うような異動がなく、公私のバランスが最強である点です!
家庭を持つと仕事を優先することが難しくなってしまいますから仕事とプライベートのバランスが取れることが公務員の最大のメリットだと思います。
出産の時期や家を建てたタイミングで県外など遠くへ移動させられることが無いのは有難いですね!
中でも都道府県庁に比べて市役所はさらに異動の範囲が狭く、働きやすい職場といえます。
勝ちポイント②:福利厚生が大企業並みに充実している
2つ目の勝ちポイントは福利厚生が大企業並みに充実している点です。
各種手当から提携企業の優待までたくさんの福利厚生があります!
各自治体ごとに差はありますが都道府県庁や政令市規模になってくると非常に多くの福利厚生の恩恵にあずかることができます。
各種手当について、代表的な手当は以下のようなものがあります。
地方公務員の手当は国家公務員の手当てをほとんど準用しているので金額については国家公務員のものを記載しています!
- 地域手当…勤務地域による物価の上下を調整するための手当(基本給の3~20%)
- 通勤手当…家から職場までの通勤補助のための手当(車:上限31,600円/月、定期券:上限55,000円/月)
- 住居手当…賃貸住居の家賃補助のための手当て(上限28,000円/月)
- 扶養手当…子供や配偶者等の扶養者がいる職員のための手当(上限10,000円/月)
このほかにも数多くの手当があります!参考に人事院が公開している手当科目の概要を下記に貼っておきます。
また提携企業等の優待等については以下のようなものがあります。
こちらは自治体により異なりますが、僕の自治体やほかの自治体に努める友人から聞いたものを記載しています!
- 結婚式の割引優待
- 宿泊施設(全国に提携先有)の割引優待
- 引っ越しの荷物配送の割引優待
- マイホームを建てる際の割引優待
- 資産形成に関する優待
- 季節の果物狩りの割引優待…etc
こちらも書ききれないくらいの優待が様々なジャンルに渡って自治体と企業の間で提携されています。
ちなみに結構利用する機会は多いです笑
大手企業に勤める友人に聞いてみたりしましたが、遜色ないレベルで充実しているようでした!
勝ちポイント③:平均点を取っていれば給料が安定して伸びていく
3つ目の勝ちポイントは出世競争がそこまで激しくなく、問題を起こさず平均的なレベルで仕事をこなしていれば安定して給料が伸びていく点です。
公務員という職業は年功序列の考えがまだ根強く残っていて、ある程度までは同年代で差がつかないような給料制度になっています。
僕の実体験でいうと業務をかなり頑張った年と、さほど頑張っていない年の昇給額を比べても大差ありませんでした
それはそれで悲しいですけどね笑
公務員の給料制度については以下の記事で解説しておりますので興味のある方は是非ご覧ください♪
出世競争がさほどないという点に関しては気楽に働けるので人によっては良いかもしれません。
実際、出世競争の激しい銀行や営業といった職歴のある方が公務員に転職してくるケースは多いです。
勝ちポイント④:社会的ステータスが高く、地方では結構モテます!
4つ目の勝ちポイントは、公務員という職業は社会的ステータスの評価が高く、恋愛・婚活市場では非常にウケがよくモテる点です!
公務員の友人からもよく聞く話で、実際本当だと思います。笑
僕も公務員になってから合コンに参加した時、学生時代よりもモテるようになった気がします笑
特に大企業がない地方になればなるほどこの傾向は強くなる気がします。
実体験ですが、入庁した最初の部署にいた年の近い先輩はみんな彼氏・彼女がいて、2年目には結婚する同期が何人か出てきたのは今でも印象に残っています笑
また、公務員として働く職員の多くが30歳を迎えるまでに結婚しています。
公務員が実際にモテるのかについては以下の記事で詳しく解説していますので興味のある方は是非ご覧ください♪
ただし、注意点として公務員になれば全員がモテる訳ではありませんのであしからず。
地方公務員は「負け組」な点もぼちぼちあります。
ここまで地方公務員が「勝ち組」と言えるポイントについて紹介してきました。
ただし、最初のほうでも述べたように地方公務員が完全な勝ち組かと言えばそうではありません。
もちろん、どう考えても「負け組」なポイントは確かに存在します。
ではどのような点について地方公務員は「負け組」となるのでしょうか?
今度は地方公務員の「負けポイント」について紹介していきます!
負けポイント①:どう考えても民間に行った同期と比べて給料が安い
最初に紹介するのは、どう考えても民間企業に就職した学生時代の同期と比べて給料が安い点です。
地方公務員の最大の「負けポイント」といっても過言ではないでしょう笑
公務員に就職する人は国公立大学出身者が多いです。
なので、結果的に大学時代の同期は大手企業に就職する割合が多くなってきます。
公務員の学歴については以下の記事で解説していますので興味のある方は是非ご覧下さい♪
大手企業と地方公務員では給料に大きな差があります…
実際僕が入庁したての頃、民間に就職した大学時代の同期のほとんどと年収が100万以上差がありショックを受けたのを覚えています笑
中にはダブルスコアをつけられた同期もいましたね…笑
よく公務員の給料は平均的と言われますが、友人周りと比べると給料は低いです…
まあ、大企業で働くのはとても大変でしょうからそこは割り切るしかないですけどね!笑
負けポイント②:公務員は市民・県民からの理不尽な要求・苦情に耐えなければならない
2つ目の負けポイントは公務員は市民・県民からの理不尽な要求・苦情に耐えなければならない点です。
公務員の業務は言うなればサービス業です、それもみんなが払っている税金を扱うともなればこうした理不尽な要求からは逃れられません。
地方公務員であれば普段接する相手の中には本当にこれまでの人生で出会ったことのないような人種に遭遇することも珍しくありません。
地方公務員は異動の範囲が狭いのでそうした「変な人」や「怖い人」に目を付けられるとなかなか逃れられないという点も大きなデメリットになります…
僕も市民対応は細心の注意を払っています笑
なんでこんなヤツに下手に出なければならないんだっ!という気持ちをグッとこらえて業務をこなさないといけないのは結構つらいところですね笑
まとめ
ここまで、地方公務員が「勝ち組」なのか、それとも「負け組」なのかについてそれぞれ紹介してきました。
まとめると、
- 公務員はそこそこ「勝ち組」といえる!
- 勝ちポイント①:公私のバランスが最強
- 勝ちポイント②:福利厚生は大企業並み
- 勝ちポイント③:平均点で安定的に給料UP
- 勝ちポイント④:地方では結構モテる
- 負けポイント①:学生時代の同期と比べると給料はかなり安い
- 負けポイント②:市民・県民からの理不尽な要求・苦情に耐えなければならない
こんなところでしょうか!
今回の記事が公務員に興味のある方の参考になれば嬉しいです。
これからも公務員に関する様々な情報を発信していきたいと思います!
それでは、失礼いたします。