R5年度版 政令市公務員の給料事情を徹底解説します！(給料・給与編)

いつもお世話になっております、ルル区長です。

今回も政令指定都市のR5年度における給料事情を徹底比較していきます。データは毎年各自治体が公表しているものを参考にしています。

今回は政令市(行政職)の給料・給与について発信していきます!

給料と給与の違い

最初に給料と給与の定義について説明します。

まず給料とは基本給のことです。これだけです笑

そして給与とは基本給+諸手当(地域手当・残業手当・住居手当・通勤手当…etc)の合計のことです。

つまり、総支給のことです! 税引き前の。

給料と給与の説明が済んだところで早速、各政令市の給料・給与事情についてみていこうと思います。

政令市の平均給料月額

まずは各政令市の平均給料月額についてまとめてみました。

純粋な基本給の比較ですね。

自治体	平均年齢(歳)	平均給料月額(円)
北九州市	46.0	348,114
岡山市	44.0	341,700
浜松市	42.6	329,600
神戸市	42.7	327,583
新潟市	42.4	325,668
川崎市	41.3	324,181
仙台市	41.5	322,500
静岡市	40.6	320,884
熊本市	41.8	320,600
京都市	43.1	320,176
さいたま市	40.5	318,305
千葉市	41.2	315,400
堺市	42.1	315,054
名古屋市	41.2	314,400
大阪市	43.4	314,200
横浜市	40.6	313,781
広島市	40.8	312,600
福岡市	40.1	311,600
相模原市	40.5	308,986
札幌市	40.3	300,223

給料ベースでみると自治体による差は少ない

表を見てみると平均給料月額はおおよそ平均年齢の高い順に並んでいますね。

これは当たり前といえば当たり前なんですけど例えば平均年齢の近い自治体同士(浜松市ー神戸市、千葉市ー堺市)等を比べてみるとその差はほとんどないですよね。

おおよそ、自治体による平均給料月額の差は少なそうですね!

政令市の平均給与月額

次に各政令市の平均給与月額についてまとめてみました。

自治体	地域手当(%)	平均年齢(歳)	平均給料月額(円)	平均給与月額(円)	平均諸手当額(円)
広島市	10%	40.8	312,600	非公表	不明
川崎市	16%	41.3	324,181	465,260	141,079
さいたま市	15%	40.5	318,305	458,532	140,227
千葉市	15%	41.2	315,400	457,460	142,060
神戸市	12%	42.7	327,583	457,320	129,737
名古屋市	15%	41.2	314,400	450,487	136,087
仙台市	6%	41.5	322,500	445,836	123,336
大阪市	16%	43.4	314,200	437,992	123,792
岡山市	3%	44.0	341,700	432,225	90,525
相模原市	12%	40.5	308,986	430,404	121,418
京都市	10%	43.1	320,176	427,808	107,632
北九州市	3%	46.0	348,114	422,885	74,771
福岡市	10%	40.1	311,600	420,604	109,004
堺市	10%	42.1	315,054	415,465	100,411
熊本市	0%	41.8	320,600	414,714	94,114
静岡市	6%	40.6	320,884	410,145	89,261
新潟市	3%	42.4	325,668	407,356	81,688
浜松市	3%	42.6	329,600	396,856	67,256
札幌市	3%	40.3	300,223	385,709	85,486
横浜市	16%	40.6	313,781	383,889	70,108

給与ベースでみるとバラつきがある

表を見ると平均給与月額は平均給料月額に比べて自治体間で規模によらず差が出てきました。

おおよそ地域手当が大きい自治体が上位にきてはいますが横浜市(地域手当16%)が一番低い数値を出していたり仙台市(地域手当3％)が上位に来ているあたりでバラつきがみられます。

【おまけ】政令市の平均給与月額(国ベース)

さてここで給与についてもう一つ踏み込んだデータを見ていきましょう。

それは平均給与月額(国ベース)です。

これは何かというと先ほど紹介した平均給与月額の諸手当額から残業手当(時間外・特殊勤務手当)を抜いた額になります。

つまりこれを見れば定時内で稼げる金額が分かるということです!

早速、見ていきましょう!

自治体	地域手当(%)	平均年齢(歳)	平均給料月額(円)	平均給与月額(国ベース・円)	平均諸手当額(国ベース・円)
川崎市	16%	41.3	324,181	401,959	77,778
神戸市	12%	42.7	327,583	395,410	67,827
千葉市	15%	41.2	315,400	394,456	79,056
大阪市	16%	43.4	314,200	390,595	76,395
北九州市	3%	46.0	348,114	386,745	38,631
さいたま市	15%	40.5	318,305	384,729	66,424
岡山市	3%	44.0	341,700	384,628	42,928
名古屋市	10%	41.2	314,400	382,511	68,111
横浜市	16%	40.6	313,781	381,881	68,100
京都市	10%	43.1	320,176	377,440	57,264
堺市	10%	42.1	315,054	373,557	58,503
福岡市	10%	40.1	311,600	372,243	60,643
相模原市	12%	40.5	308,986	372,111	63,125
仙台市	6%	41.5	322,500	371,500	49,000
広島市	10%	40.8	312,600	368,980	56,380
静岡市	6%	40.6	320,884	366,391	45,507
浜松市	3%	42.6	329,600	363,962	34,362
新潟市	3%	42.4	325,668	357,178	31,510
熊本市	0%	41.8	320,600	347,148	26,548
札幌市	3%	40.3	300,223	341,770	41,547

国ベースでは地域手当が高い自治体が上位に

表を見てみると地域手当の大きい自治体がやはり上位にきています。

北九州市や岡山市といった地方都市も上位に来ていますがこれは平均年齢が高いので基本給がそもそも高くなっていることが要因です。

残業が無い前提だと地域手当が多い自治体のほうがメリットがありますね！

まとめ

ここまで政令市の給料・給与について比較してきました。

ここまでの内容をまとめると

といったところでしょうか。

次の記事では勤続年数ごとの給料について比較していきたいと思います!

この記事が政令市に関心のある方の参考になれば嬉しいです。

それでは、失礼いたします。