いつもお世話になっております、ルル区長です。
土木職の公務員として働く方の中には、「将来出世したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?

特に若手の方だと将来について前向きに考えている方も多いと思います!笑
今回はそんな向上心のある土木職の公務員の方に向けて出世するために通るべき「出向」という制度について解説していきたいと思います!
公務員の「出向」っていったい何?

まずは公務員の「出向」という制度について解説します。
簡単に言うと、「官公庁間の人事交流」です!

官公庁とは、国、都道府県、市町村、警察等のことです!
参考に、政令市から土木職として出向する場合のよくある出向先を以下の表にまとめました!
- 国土交通省(本省)
- 農林水産省(本省)
- 国土交通省・地方整備局(本局)
- 都道府県庁(土木部署)
- 都道府県警(土木部署)
- 市町村(災害支援)
- 民間企業
また、出向は「人事交流」の一環なので自分の自治体から他の官公庁へ職員が出向に行っているということは他の官公庁からも自身の自治体へ出向してきています。

では何故この「出向」という制度が公務員の出世に必要なのでしょうか?
その理由についてここから解説していきます!
出向の目的は「職員の成長」と「人脈作り」
出向の目的、それはズバリ「職員の成長」と「人脈作り」です!

どちらも出世するには大事な要素になってきます!
出向して他の省庁や自治体の業務を経験することで、自身の知見が広がるとともに今後の業務に対する視野も広くなります。
また、人脈を広げられることで元の自治体に戻った後でも、業務で課題が見つかった際には出向先から有益な情報を得られることがあったりします。

こうしたメリットがあるために、出向が終わって戻ってきた職員はその後大変重宝されます!
出向の期間は基本的に1~2年間です

出向の期間はどこでも大体1~2年間と決まっています。

出向したとして、2年後には絶対に元の自治体に帰ってきます!
また、戻ってくる際には異動希望の調査があり、おおよそ希望通りの部署に配属されることが多いみたいです。
ただし、異動希望先として仕事がほとんどない出先のような楽な部署はさすがに聞き入れてもらえませんので注意してください笑
出向する職員の選ばれ方
ここからは出向する職員がどのように選ばれているかについて解説していきます。

ここからは僕の経験や友人から聞いた話に基づいてお話しますので信憑性は各自判断してください笑
基本的にどの職員を出向させるかというのは各官公庁の「人事課」が判断しています。
前述のとおり、出向ではその職員のスキルアップと人脈形成が目的ですので基本的には「優秀な職員」が選ばれます。

実際、僕が知る出向を経験している職員は評判の良い方ばかりです!
では出向する職員として選ばれるにはどうすればよいのか、またその時期についてこれから解説していきます。
出向ポイント①:異動希望調査に出向したい旨を毎年書いておく

まず出向するために必要なことは「異動希望調査で出向したい旨を毎年書いておく」ことです。

シンプルですが最も重要なポイントです!
実は、出向に選ばれる職員が必ずしも出向に応じるというわけではないので一つの出向先について候補者は複数人選ばれます。
なので毎年、異動希望調査に書いておくことで人事課にアピールし、候補者に選んでもらうことが重要です!
出向ポイント②:出向先は国・都道府県を希望する
個人的な見解ではありますが、出向の希望先としては、国か都道府県を希望したほうが良いです。

僕の職場で出世している人は国か都道府県への出向経歴がある人が特に多かったです!
特に個人として成長したいなら国へ行くことをオススメします。
国へ出向すれば基本的に引っ越しを伴うことになり、環境の変化と全く新しい業務を経験することになるので数ある出向先の中で最もスキルアップが見込めるでしょう。

特に本省に行けば優秀な人ばかりなので良い刺激をもらえると思います!
また、人脈作りを視野に入れて、将来の業務に活用していくことに重きを置くのであれば都道府県をオススメします。
市役所と都道府県庁は今後も何度も関わることになるので、そうしたときに円滑なコミュニケーションが取れるような人脈を持っていればかなり役立ちます。

なるべく引っ越しをしたくないという人にもオススメです!
出向ポイント③:出向のベストタイミングは30代付近

まず、よくある傾向として出向に選ばれる職員は大体30代以降の職員が多いです。

若すぎても経験が足りないのである程度実力のある中堅職員が出向に選ばれることが多いです。
個人的な意見では、出向というイベントは公務員人生の中でなるべく早く済ませておいたほうが良いと考えています。

若いうちのほうが吸収力がありますし、年を重ねてしまうと体力・モチベーション的に苦しくなってくると思います。
そのため、将来の出世を見越しての出向を狙うならば30代付近がベストだと思います。
前述の異動希望を20代の早いうちから書いておくことで運が良ければ20代で声がかかることも十分あると思います!

もちろん日頃の業務をしっかりこなせている等、平均点は取れていることが前提です笑
出向先での業務は激務なことが多いです!
それではここから出向先での業務について解説していきたいと思います。

全く別の職場へ行くわけですからどんな仕事をするのかってイメージが付きにくいですよね…
前述のとおり、出向にはそれなりに優秀な人材が選ばれるので出向先の部署が楽な部署、なわけは当然ありません笑
基本的には各出向先の本部(本庁・本省)での政策・計画等の業務を行うことになるため、基本的にはかなり忙しいです。

一応、都道府県に出向した場合などには現場系(工事担当)の部署にも行くこともあるみたいです!
中でも、国の本省へ出向すればかなりの激務のようです。
聞いた話では日が回るまで基本的には帰れない時期もあるそうで…笑

過酷な数年間になるとは思いますが、将来のためと思って気合で乗り切るしかないですね笑
出向についての出世以外のメリット・デメリット

ここまでは、出世したい公務員のために出向の内容について解説してきました。

ただし、出向には他にも少なからずメリット・デメリットがあります。
ここからは、そうした出世以外についての出向のメリット・デメリットについてお話していきたいと思います!
メリット①:国の出向先は都会が多く、宿舎があれば格安で住むことができる
まず最初のメリットは国に出向した場合ですが、基本的に出向先は都会にありますので街中に住むことができます。

また、こうした出向先には宿舎があることが多いので格安で住むことができます!
家賃は大体2~3万円程度が多いみたいです。
本省に出向になれば、東京の都心に住むことができるかもしれないので大学等で都会に出ていない方でしたらかなりのメリットになると思います!

都会の家賃は高いですからね笑
メリット②:引っ越し費用はほぼ負担なし

出向に引っ越しを伴う場合には引っ越し費用は職場が負担してくれます。

負担額は自治体によりますが、全額負担のところが多いと思います!
引っ越しは意外とお金がかかるので、都会好きな人には前述のメリットと併せてかなりありがたい制度だと思います。
ただし、負担してもらえるのは引っ越しに係る移動費用と家具の運送代のみですので引っ越し先で使う家電等は自己負担になりますのでその点は注意しておきましょう。
デメリット①:結婚・出産等の時期と被りがち
ここからはデメリットについてです。
最大のデメリットともいえるのが、出向の話が来る30代前後はプライベートでも何かと忙しい時期で出向したくてもできない可能性があることです。

結婚や出産などのイベントがある時期なんですよね~笑
実際、出向の話が来ても家族と話し合った結果諦めざるを得なかった人もいます。
こればかりはタイミングの問題ですので家族・パートナーとしっかり話し合うしかないと思います。
デメリット②:場合によっては給料が下がる

2つ目のデメリットですが、出向先によっては給料が下がる可能性があります。
基本的には給料は出向先の給料表に基づいて支給されます。
そのため、出向すると基本給の上下が発生します。

特に政令市だと、出向先より給料が高い場合が多いです…
政令市は官公庁の中では給料が高いほうなので、出向すると給料が下がってしまうケースが多いみたいです。

ただし、出向先は激務ですので残業代がめちゃめちゃ付きます笑
結果として、総支給額はプラスになるみたいですが基本給が下がるのは気持ち的に嫌ですよね笑
まとめ
ここまで、公務員の出世に必要な「出向」について解説してきました!
まとめると、
- 出向の目的は「成長」と「人脈づくり」
- 出向期間は基本的には1~2年間
- 出向先は国か都道府県がオススメで30代前後に行っておきたい
- 出向先の業務は激務
- その他、都会に行けるメリットや家庭事情によるデメリット等もあり
こんなところでしょうか!
この記事が輝かしい将来を目指す若手公務員の方々の参考になれば嬉しいです。
これからも公務員に関する有益な情報を発信していきます!
それでは、失礼いたします。