いつもお世話になっております、ルル区長です。
公務員試験の面接対策で自身の強みについて悩む受験生の方多いのではないでしょうか?
どうせなら公務員の仕事に活かせる強みにしたいですよね…
今回は土木公務員を目指す受験生に向け、公務員試験を経験し、実際に土木公務員として働いている僕の経験をもとに公務員試験の面接で使える「自身の強み・○○力」についてオススメ2つを紹介します!
下記の記事では公務員試験のES作成について解説しています。
「志望動機」や「ガクチカ」についても今日にある方は是非ご覧ください♪
初めに:「受験者の強み」は面接官にとって重要なキーワードになります!
「自身の強み」というトピックはES(エントリーシート)でもほぼ必ず書くことになり、さらには面接でも深堀りされます。
つまり、採用する側(面接官)にとって非常に重要なキーワードであるということです!
その受験者を採用することでどんなメリットがあるかの大きな判断材料になりますからね!
なのでその強みというのは公務員という職務を行う上でより役に立つものであったほうが良いですよね!
実際の業務と絡めて説明することで、面接官にも「よく公務員の仕事について理解している」と高評価を得られるはずです。
また、強みを紹介するうえで実際にその強みを使って結果を出した具体的なエピソードは必ず必要です。
今回の記事では僕の思う「オススメの強み」を紹介しますが、自身と相性が良くないと思った場合は迷わず別の強みを探すようにしてください!
深堀りされてボロが出てしまっては元も子もないですからね笑
オススメの強みその1:「調整力」
それではここから僕のオススメする「自身の強み・○○力」について紹介していきます。
まず1つ目は「調整力」です!
「調整力」とは簡単に説明すると、内部や外部の人に対して意見のすり合わせを行い、物事を円滑に進める能力です。
僕はこの「調整力」で地方上級と国の面接を突破しました!
実際に働いてみて感じましたが、この「調整力」は非常に重要です。
民間企業でも必要とされる能力ですが、公務員(特に土木職)ではより重要視される能力だと思います!
土木公務員の仕事では調整の連続です!
というのも、土木公務員の仕事というのは調整の連続であるからです。
工事を発注するような部署(事業課)は特に多いです。
なぜなら、工事を行うにあたっては内外部ともに多くの関係者との調整が必要だからです。具体例を下の表にまとめてみると、
- 「予算元の部署」と工事予算についての調整
- 「地域住民」と工事の時期や内容についての調整
- 「他の土木部署」と埋設物や隣接工事についての調整
- 「警察」と交通規制についての調整
- 「NTTや電力会社といった民間企業」と埋設物や移設の調整 etc…
1つの工事でも上記のような多くの調整ごとが発生してしまいます。
このほかにも条件次第で様々な調整ごとがあります…笑
また、逆に本庁で政策関連の部署になると、今度は「国や都道府県」などの他の自治体との調整や、「局長級以上のお偉いさん方」との調整が発生します。
こうした調整ごとをしっかりと円滑にこなしていかないと後で重大な問題が発生したりしかねないので「調整力」というのは土木公務員にとって非常に重要な能力になってきます!
「調整力」を用いた自己PRの例文
それでは実際に、「調整力」を用いた自己PRの例文を紹介したいと思います。
あくまで参考、皆さん流にアレンジしてくださいね!
私の長所は「調整力」です。私は自身が組織の一要素であると考え、物事が円滑に進むように行動することができます。
私は高校と大学において、部活動で副部長として責任ある立場を任されてきました。そうした経験の中で、部員や顧問の意見を聞き、部長と協力して組織をまとめる能力を培うことができました。
例を挙げると、部活動で後輩が喧嘩し、活動停止になってしまった時がありました。しかし、大会が目前であったこともあり、部内で真剣に活動を行っていた部員から当事者への不満が多く、部内で合意形成ができていませんでした。そこで私は双方の立場を考え意見をまとめ、真剣に活動していた部員には当事者が反省していること、当事者には顧問や関係者に改めて謝罪を行うように伝えたことで今回は部長と副部長、当事者で奉仕活動を行うことで活動停止期間を短縮するという内容で相互理解を得るとともに円滑な活動再開を迎えることができました。
結果、皆の団結力も強まり、練習もしっかり行えたことで大会でも結果を残すことができました。 こうした調整力は○○市職員としてあらゆる立場の人と合意形成を行い円滑に業務を進めていくうえで活用できると考えております。
このような感じです!よくありそうな内容で書いてみました笑
エピソードのコツとしては対立まではいかずとも異なる2つの立場の意見を合意させて、良い結果を残せた流れのストーリーが良いと思います!
オススメの強みその1:「計画力」
次の僕がオススメする「自身の強み・○○力」を紹介します。
2つ目は「計画力」です!
「計画力」とは物事・課題の解決に向け、過程を明らかにした上で手順を組み準備する能力のことです。
「調整力」と同様に土木公務員にとって非常に重要な能力です!
こちらも仕事をしていく中で非常に重要だと感じました。
実を言うと、僕は計画力はイマイチで学生時代には課題の締切りはギリギリになってしまう方でした笑
公務員になってから初めて手帳を使うようになったくらいにはこの「計画力」は重要です笑
土木公務員の仕事は先が見えていないと失敗します!
土木公務員の仕事ではほとんどの業務が数か月~数年に渡ります。
土木公務員の仕事の主体はどうしても工事や政策立案なので1つ1つが大きく時間がかかってしまいます…
先ほど「調整力」の所で説明したようにその業務の中では様々な人と関わり合いながら進めていくことになります。
こうした業務を円滑に進めていくには、先を見据えて早め早めに準備していく「計画力」が必要になってくるというわけです!
「計画力」が無いと複数の工事を受け持ったりした時、忙しい時期が被って自分の首を絞めるような状況にもなりかねません笑
おまけに、自分の休みたい日を作るのにもこの「計画性」は非常に役に立ちます!笑
「計画力」を用いた自己PRの例文
それでは実際に、「計画力」を用いた自己PRの例文を紹介したいと思います。
私の長所は「計画力」です。目標達成に向け、自身の能力を把握した上で、段取り、手順を作り、実行することができます。
例を挙げると、大学〇年生の時、私は幅広く学びたかったので、土木の以外の分野の講義も積極的に履修していました。そのため授業や課題が多くなる一方で、部活動では大きな大会が控えており、結果を出すために練習に励んでいました。さらにはアルバイトの関係もあって、時間の余裕が少ない状況でした。
そこで私は必要な勉強・練習時間を分析して、課題は休日や空き時間で溜めないようにして、学校が早く終わる日に高負荷のトレーニングをしたり、逆に遅い日に休養日を設けるなどして、全く練習しない期間を作らないようにするなど一週間ごとのスケジュールを計画して生活していました。
結果として、勉強・部活の両方で良い結果を残すことができました。この「計画性」を活かして○○市職員として最大限の結果が残せるよう取り組んでいきたいです。
このような感じです!
エピソードのコツとしては多くのタスクがある状況下で、効率化されたスケジューリングを行い最大限の結果を残せた流れのストーリーが良いと思います!
この2つ以外でも強みとなる「○○力」はたくさんあります!
以上、僕がオススメする2つの強み「調整力」・「計画力」について説明しました。
この2つは僕が実際に面接試験を受けた感触、実際に土木公務員として働いた経験に基づいてオススメしています。
ただし、この2つが絶対的に重要な能力かと言われればそうでもありません!
本来、個人の「強み」とはその人それぞれですからね!
なので冒頭でもお話ししましたが、紹介した2つの強みが自分と合っていないならほかの強みを武器にして面接に挑んだほうが良いです!
簡単に言えば、公務員という業務に活かせる「強み」で、かつ話を広げられるものであればなんでもOKです!
最初はなかなか見つけること自体が難しいかもしれませんけどね笑
まとめ
ここまで、土木職の公務員試験の面接で使えるオススメの強み「調整力」・「計画力」について紹介してきました。
まとめると、
- 「調整力」:土木公務員の仕事は「調整の連続」である。
- 「調整力」のエピソードは「対立する意見のすり合わせをしたこと」が良い。
- 「計画力」:土木公務員の仕事は「先」が見えていないと大きな失敗をする。
- 「計画力」のエピソードは「多くのタスクを効率的に解決したこと」が良い。
- 自身の「強み」が上記2つ以外であっても、仕事に活かせるのなら全然問題なし!
こんなところでしょうか!
受験生の皆さんが土木公務員という仕事のイメージを持って自身の強みを探せる一助になれたら嬉しいです。
これからも公務員試験に関する情報をどんどん発信していくつもりです!
それでは、失礼いたします。