【地方上級・国家】公務員の出身大学・学歴を調査してみました!

お役立ち情報

いつもお世話になっております、ルル区長です。

公務員ってどれくらいのレベルの大学の人が就職しているのでしょうか?

公務員試験の受験を考えている方にとっては合格者の出身大学のボリュームゾーンがどのあたりなのか気になりますよね。

ルル区長
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僕も受験時にはライバルがどの程度のレベルなのか気になってました笑

今回は僕の経験や、公表されているデータを元に公務員の出身大学について解説していこうと思います!

地方上級(政令市・県庁)は地元周辺の国公立大学が多めです

まずは地方上級試験にあたる政令市と県庁の出身大学についてですが、僕自身の自治体(政令市)と県庁へ就職した大学時代の友人2人の経験を元にお話しします。

結論を言うと、地元及びその周辺の国公立大学が非常に多いです!

特にその自治体のある県の国公立大学で半数弱ほど占めており、残りは周辺の国公立大学で埋まっているようなイメージです。

ルル区長
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僕の自治体では知る範囲ですが同期は8~9割が国立大学出身者でした笑

また、その他でいうとこちらも国立大ですが旧帝大クラスの大学出身者もそこそこ多いです。

私立大学はMARCHクラスがボリュームゾーン

政令市や県庁職員の出身大学は国公立大が大半ですが、私立大出身者も全くいないわけではありません。(ルル区調べでは1~2割程度)

そんな私立大出身の方ですが、MARCHクラスがボリュームゾーンだと思います!

ルル区長
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MARCHレベルだと地域によっては国公立大よりも全然レベル高いですから当然といえば当然ですね!

また、次点で関関同立日東駒専レベルの大学出身者が見受けられるようなイメージです!

国家公務員の出身大学について

ここからは国家公務員試験合格者の出身大学についてです。

国家公務員試験では総合職一般職でかなり差があるのでそれぞれについて解説していこうと思います!

ルル区長
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僕はどちらも受験したのでその経験と公表されているデータを用いてお話しします!

国家総合職は上位国公立大や難関私立大が多い

国家公務員総合職試験の合格者ですが、人事院のHPに合格者の出身大学状況が掲載されているので、上位20校をピックアップして下の票にまとめてみました!

ルル区長
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データは大卒・院卒者の2024年度の春に行われた試験結果を用いています!また、私立大は赤字で記載しています。

順位大学名合格者数(人)
1東京大学(国立)189
2京都大学(国立)120
3立命館大学(私立)84
4東北大学(国立)73
5早稲田大学(私立)72
6千葉大学(国立)63
7大阪大学(国立)58
7北海道大学(国立)58
9広島大学(国立)55
10慶應義塾大学(私立)51
11中央大学(私立)50
12岡山大学(国立)49
13九州大学(国立)46
14東京工業大学(国立)43
15明治大学(私立)40
16東京理科大学(私立)38
17筑波大学(国立)36
18名古屋大学(公立)34
19新潟大学(国立)32
20一橋大学(国立)31
引用:人事院HP 総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)出身大学別合格者数一覧

参照した人事院のHPのリンクを以下に貼っておきます!

000002481.pdf (jinji.go.jp)

さすがに公務員試験の最高峰と言われるだけあって有名な大学ばかりですね!

国公立大は東京大学をはじめとする旧帝大に続くレベルの大学が多いです。

そして私立大は早慶~MARCHクラスの大学が多いですね!

ルル区長
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僕が受験した会場でも旧帝大のある県から受験している人が多かったと思います!

また、国公立大と私立大出身者の割合ですが、こちらも人事院の資料を見てみると、

大学種別院卒者試験 大卒程度試験
国立大学500人(74.9%)773人(60.2%)1,273人(65.2%)
公立大学21人(3.1%)53人(4.1%)74人(3.8%)
私立大学142人(21.3%)443人(34.5%)585人(30.0%)
その他5人(0.7%)16人(1.2%)21人(1.1%)
合計668人(100.0%)1,285人(100.0%)1,953人(100.0%)
引用:人事院HP 総合職試験(院卒者試験・大卒程度試験)合格者の出身大学状況
ルル区長
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おおよそ国公立7:私立大3の比率になっていることがわかりますね。

最近は国家公務員の人気低下がニュースになったりしていますが、それでもある程度の学力は必要であるということですね!

国家一般職は地方上級と同程度かやや下がるレベル

最後に国家公務員一般職試験の合格者ですが、こちらは人事院から令和4年度の国・公・私別の合格者数のみ公表されていたので僕の受験した感覚とあわせてお話ししていきます。

ルル区長
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直近では一般職の出身大学別のデータは公表されていないみたいです…

人事院のデータをまとめると以下のようになります。

データは令和4年度の試験結果を用いています。

大学種別(大学院含む)合格者数
国立大学3616人(47.9%)
公立大学651人(8.6%)
私立大学3083人(40.8%)
その他203人(2.7%)
合計7553人(100.0%)
引用:人事院HP 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)の国・公・私立別出身大学(含大学院)別申込者数・合格者数

令和4年度 年次報告書 (jinji.go.jp)

一般職ではおおよそ国公立6:私立大4の比率になっていることがわかります。

ルル区長
ルル区長

総合職と比べると少し国公立大の割合が下がりましたね!

出身大学についてですが、地方国公立大学や関関同立やMARCHといった大学が多いと考えられます。

おおよそ地方上級と同程度かやや下がるレベルだと思います!

理由としては国家一般職は県をまたぐ転勤はありますが地方のブロック採用であることが多く、地方上級試験と併願されるケースが多いからです!

ルル区長
ルル区長

僕のいた大学でも地方上級と国家一般職はみんな併願して受験していました!

ただ、両方合格した場合に近頃は政令市や県庁を選ぶ人が多い傾向にあり、その観点では国家一般職の出身大学のレベルは地方上級よりやや下がるのかもしれません。

公務員の出身大学に国公立大学が多い理由

公務員になる人は国公立大学出身者がとても多いということが分かったと思います。

国公立大の出身者が優遇されているのでしょうか?

学歴フィルターみたいなものがあるのでしょうか?

これには理由がありますので説明していこうと思います!

公務員試験の筆記試験が共通テスト(旧センター試験)に近い形式である

国公立大学出身者が公務員試験で有利な最も大きな理由がこれです。

公務員試験の筆記試験ではこれでもかというくらい広い範囲の科目を勉強することになります。

これって同じような試験が大学受験の時にありましたよね?

そう、共通テスト(旧センター試験)です。

私立大学は共通テストを利用しなくても大学を受験することができますが、国公立大学では共通テストはほぼ必須です。

公務員試験の教養科目については共通テストと被っている分野も多くあり、これを経験している国公立大学出身者はかなり有利なんです!

ルル区長
ルル区長

僕も公務員試験の勉強をしていて共通テスト(旧センター試験)を受験していてよかったな~って思ってました笑

勉強の仕方も知っていれば、勉強しなくても解ける分野があるのは非常に強みですね!

同じ職場で事務職と技術職で出身大学に差はあるのか

さて、地方上級(政令市・県庁)と国家公務員の出身大学についてある程度把握できたと思います。

しかし公務員、それも行政職に限っても事務職と技術職がありますよね。

ルル区長
ルル区長

事務職と技術職の違いについてはこの記事で解説しています!

ではこの事務職と技術職の区分で出身大学に差はあるのでしょうか?

最後に、このことについてお話しします!

結論:事務職と技術職で出身大学に差はほとんどありません!

結論として、事務職と技術職で差はほとんどありません。

僕も土木職で公務員になりましたが、土木職ほかの職種に比べて倍率が低いんです笑

それでも、入庁してみると倍率の高い事務職の人と比べても出身大学のレベルにはほとんど差がありませんでした!

ただ、技術職は専門性が高いため県外の遠い大学から受験してくる人が少し多い印象です。

公務員になるには技術職(特に土木)はねらい目ですが、ある程度は勉強してないといけないということですね!

まとめ

今回は公務員の出身大学について解説してみました。

まとめると、

  • 地方上級(政令市・県庁)は地元国公立出身者が大半を占めている。
  • 国家総合職は人気低下とはいえ難関大学出身者が多い
  • 国家一般職は地方上級とおおよそ同レベル。
  • 公務員に国公立大学出身者が多いのは筆記試験の形式で有利だから。
  • 事務職と技術職で出身大学に差はほとんどない

こんな感じでしょうか。

この記事が公務員を目指す方の参考になれば嬉しいです!

これからも公務員に関する情報を発信していこうと思います。

それでは、失礼いたします。

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