【公務員】行政職の中の事務職・技術職について、違いや待遇教えます!

仕事内容

いつもお世話になっております、ルル区長です。

この記事では行政職の公務員(事務職・技術職)の概要を土木公務員の観点からお伝えしようと思います。

事務職と技術職

まず地方公務員(市役所・県庁)について基本的な部分についてお話します。

地方公務員の職種は大きく下の図のようにに分かれています。

ルル区長
ルル区長

結構種類がありますよね…

行政職以外についてはよく知らないので省略させていただきます!笑

図のように行政職は事務職と技術職に分かれています。

僕が務めていた土木職は技術職に該当しますね。特徴としては配属される部署が限定されている所です。土木職であれば主に都市局,水道局,環境局といった部署に配属されます。

土木職は技術職の中でも配属先の種類が多いほうです。例えば建築職であれば都市局、化学職であれば環境局内のみでの異動になります。(一部例外もありますが…)

一方で事務職の配属先は多岐にわたります。保健福祉局や財政局、総務局といった部署や技術職の多い都市局等すべての部局・課へ配属される可能性があります。

事務職と技術職の給料は一緒?

前述のとおり、技術職は事務職と同じ行政職という分類に所属します。

では技術職と事務職の給料の実態はどうなのでしょうか? ここ気になってる方多いと思います。

これについてお話していきたいと思います。

基本的に給料は一緒!

結論からいうと…土木職と事務職の給料は一緒です。なぜなら公務員の給料は各自治体で定めている級号表で決められており、技術職と事務職は同じ級号表を用いているからです。

もちろん初任給も同じです。そして昇給も公務員は基本的に毎年同じペースで上がっていくため、差がつくとしたら職種ではなく個人の力量になってくるでしょう笑

ただし、技術職が不利な一面もあります…

技術職と事務職で給料に差がつくことはないと説明しましたが、実は技術職が不利な面も確かに存在します。

ズバリ言うとそれは「昇格」のタイミングです。最初に話したように技術職は配属される部署が限られています。それはつまり管理職のポストが少ないということになります。

逆に事務職は多くの部署に配属されるだけあり、管理職のポストは多いです。

ポストの数そのものが少ないというのは出世すればするほどさらにポストは少なくなっていきますので影響が大きくなっていきます。

昇格による昇給は割と大きいのでここで差ができてくることがあります…

仕事ができる人、出世したい人ほどこの壁に当たる可能性は高くなります。逆に出世に興味のない人には関係ないかもしれませんね笑

技術職の良いところ

給料面では若干不利なところがありますが、僕は総合的には技術(土木)職でよかったと思っています。

土木職の公務員とかだと意外と面白いことも多いんです。

土木職は技術職の中でも管理職のポストが多い

土木職に限って言えば、前述の給料面での不利はあまり考えなくても大丈夫です。

土木職は比較的配属先が多いので管理職のポストも技術職の中で一番多いです。(それでも事務職に比べれば全然少ないですが笑)

バリバリ働いて人事評価を上げていけばそれほど気にならないかな~と思います。特に技術職は出世に興味がない人もそこそこいるので競争も激しくないイメージがありましたね。

もちろん、局長級やそれ以上を目指すなら運も必要になってきますがそれは事務職も変わらないということで…笑

なんといっても採用試験に合格しやすい

この点はかなり有利だと思います。事務職に比べて技術職は倍率が低く採用試験に合格しやすいです。

事務職はあらゆる人が受験できるため倍率が高くなりがちですが、技術職は専門の学校を出ていないと受験できないようになっています。特に土木は採用人数も多いので倍率は低くなりがちです。

ルル区長
ルル区長

同じ給料体系で採用されるのに倍率が違うのはさすがにお得ですよね笑

専門知識を活かせる

技術職は事務職とは違って配属先は基本的に専門知識を活かせる部署に配属されます。どの部署に行ってもなんとなく学校で習ったことのある業務を担当することがほとんどです。

この点では就職してからの業務とのミスマッチは少ないと思います。

土木職であれば公共インフラの整備に携わり巨大な構造物を建造したり、既設インフラの維持補修に携わり地域の人々から感謝されることもあったり、本庁で都市整備の政策を作ったりとやりがいのある仕事が多いです!

もちろん大変なこともたくさんあります。笑

まとめ

ここまで事務職と技術職について、土木公務員を経験した立場からお話しさせていただきました。

同じ行政職とはいえ行っている業務内容は全然違いますよね。技術職には技術職なりの面白さがあると思っています。僕も公務員時代はどうすればもっといい道路、街になるか頭を使って仕事するのが楽しかったです!

これからももっと土木公務員の有益な情報を発信していきます。

それでは、失礼いたします。

タイトルとURLをコピーしました