【ゼネコン・コンサル】民間企業から土木公務員へ転職するのはアリなのか?

公務員試験

いつもお世話になっております。ルル区長です。

土木系の企業へ就職したけれど、職場の雰囲気が自分に合わなかったり、結婚や出産を期にワークライフバランスを重視して公務員(技術職)への転職を考える人もいるのではないでしょうか?

ルル区長
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特に建設業は転勤や休日出勤が多い業界ですよね…

僕の働く自治体でも、毎年入庁してきた職員のうち結構な数の人が民間経験があったりしています!

給料より働きやすさを優先するならば、ゼネコンやコンサルといった民間企業よりも公務員のほうに軍配が上がると思います。

今回は民間企業から土木公務員へ転職することについて現役政令市公務員の僕がお話していこうと思います!

結論から言うと、民間企業(ゼネコン・コンサル)から土木公務員へ転職することは非常にオススメできます!

ルル区長
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主な理由は以下のとおりです!

  • 公務員試験の対策が容易で倍率も低く、試験に合格しやすい
  • 民間経験(技術者としてのスキル)はかなり重宝される。
  • 業者の立場を考えて仕事ができる。

1つずつ、詳しくお話していこうと思います!

公務員試験の対策が容易で倍率も低く、試験に合格しやすい

まず1つ目は土木職の公務員は試験に合格しやすいことです。

ルル区長
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これは新卒での受験でも言えることですが事務職に比べて技術(土木)職は倍率が低いです。

また、自治体によっては社会人経験者枠の試験では大卒程度の一般的な公務員試験と比較して試験内容が簡素化されている場合もあります。

例としては、教養試験が免除されていたり、専門試験の代わりに論述試験が課されている場合などがあります!

仕事しながら試験勉強するのはかなり大変なので、試験対策が容易なのは大きなメリットですね!

民間経験(技術者としてのスキル)はかなり重宝される

技術(土木)職の公務員として働くにあたって、その職種での技術者としてのスキルは非常に重宝されます。

なんといっても大学を卒業してすぐ土木公務員になっても現場のことや図面のこと、まったく分かりません!

ルル区長
ルル区長

大学を卒業してすぐ土木公務員になる一番のデメリットだと思います笑

技術職で採用されているとはいえ、所詮は事務作業がメインの仕事であり実際に図面を書いたり現場で作業するのは業者です。

現場経験がない以上、発注者として対等以上に業者と渡り合うというのは至難の業です笑

なので民間経験者の技術者としてのスキルは土木公務員として非常に重宝されるという訳です!

実際、大きい現場を担当する道路建設系の部署では民間経験のある職員を多く配属する傾向にあります。

ルル区長
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自身のスキルを活かせる部署に配属してもらえるのも良い点かもしれません!

業者の立場を考えて仕事ができる

先ほどの続きのようなものになりますが、「業者の立場を考えて仕事ができる」ことも大きなメリットになります。

例えば、ゼネコンでの施工管理の経験があれば工事現場で突然のトラブルに見舞われても適切に対処することができたりします。

また、コンサルで製図の経験があれば設計業務の委託において業者に無理な設計をさせることもありません

ルル区長
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当たり前のように聞こえますが、実際に相手業者の立場を考えずに業務を行ってしまう職員も少なからずいます笑

公務員という立場しか意識していないとどうしても「早く仕事を終わらせさえすれば良い」だとか「業者に無理させてでも自分は楽したい」という気持ちが出てきてしまいがちなんです笑

しかし、そうしたスタイルで仕事を続けても技術的なスキルは上達しませんし、業者との関係性も悪くなってしまいますよね…

実際に業者の立場を経験したからこそ、相手業者と良好な関係を築くことができて仕事を円滑に行いやすくなるのが民間経験者の良い所だと思います!

ではここから、実際に経験者枠の公務員試験がどのようなものであるかお話していこうと思います。

ルル区長
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R5年度の仙台市役所の採用試験を例にして見ていきます!

受験資格は年齢と直近の職務年数に制限があります!

社会人経験者枠の試験を受験するためには各自治体で定められている条件を満足している必要があります。

その主な条件とは、「年齢」と「職務年数」です。

ルル区長
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この条件の規定は自治体によってばらつきがあるので、気になる自治体の受験案内は要チェックです!

この2つの条件に付いて詳しく解説していきます!

条件1:一定の期間内に生まれた人(おおよそ30~60歳)

社会人経験者枠の採用試験を受験するたの1つ目の条件は一定の期間内に生まれた人であることです。

この「一定の期間内に生まれた人」とはおおよそ(30~60歳)であることが多いです。

仙台市役所の場合は以下のように定められています。

昭和 38 年 4 月 2 日から平成 6 年 4 月 1 日までに生まれた人(30~60歳)

(R5.4.30時点)

r5_s_annai.pdf (city.sendai.jp)
ルル区長
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かなり幅広く設定されているので年齢の条件は問題無さそうですね!

近年は定年延長の影響もあり、受験可能な年齢も引き上げられている自治体も多くみられます。

ただし、逆にいうと30歳未満であると受験資格が無いので若くして公務員へ転職する場合はこの採用枠では受験できないので注意が必要です!

ルル区長
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基本的には20代だと大卒程度試験(一般的な公務員試験)を受験することになります。

条件2:直近の職務年数が一定の年数以上であること

社会人経験者枠の採用試験を受験するためには直近の職務年数が一定の年数以上であることが2つ目の条件になってきます。

仙台市役所の場合は以下のように定められています。

直近7年(平成28年5月1日から令和5年4月30日まで)中に通算4年以上の職務経験を有する人(R5.4.30時点)

土木の職務経験⇩⇩

①土木工事の設計⼜は施工管理
②市街地開発事業その他の都市計画に関する土木に係る計画業務

r5_s_annai.pdf (city.sendai.jp)
ルル区長
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職務経験の内容はゼネコンやコンサルで働いている人なら余裕でクリアできます!

また、土木区分では資格までは求められることは少ないので、経験年数のみで受験できるのもありがたいポイントです!

試験内容は大卒程度の区分に比べると簡素化されています!

続いて試験の内容について見ていきます!

まずは仙台市役所の「大卒程度・土木」の試験区分を以下の表にまとめてみました。

試験内容配点
教養試験120分・40問100
専門試験120分・40問100
論文試験120分・1200字程度100
適性検査性格適性⼜は職務適性についての⼼理学的検査
面接試験個別面接300
【大卒程度・土木】区分の試験内容
ルル区長
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典型的な大卒程度の公務員試験の内容ですね!

次に仙台市役所の「社会人経験者・土木」の試験区分を以下の表にまとめてみました。

試験内容配点
教養試験120分・40問100
論述試験小問3題・各300~400字程度100
1次面接試験個別面接600
適性検査性格適性⼜は職務適性についての⼼理学的検査
2次面接試験個別面接(自己PRを含む)300
【社会人経験者・土木】区分の試験内容
ルル区長
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「大卒程度」の試験と比べると専門試験が無くなって面接重視の試験内容になっていますね!

筆記試験の対策は本当に時間がかかるのでそれが無くなっている点はかなり大きいです!

この試験を受験する人は仕事をしながら試験対策をすることになると思いますので、筆記試験にとられる時間が少なくなるのはありがたいですね笑

ルル区長
ルル区長

もし僕が転職で公務員試験を受けるとしたらこの区分で受験したいと思います!

ここまで、民間企業「ゼネコン・コンサル」から土木公務員に転職することについてお話してきました!

まとめると、

  • 民間(ゼネコン・コンサル)から土木公務員への転職はオススメ!
  • 自治体職員で民間経験のある人は結構な数いる
  • 自治体も即戦力の人員を必要としている
  • 「社会人経験者枠」の試験は通常の試験より簡素化されており対策しやすい

こんな感じでしょうか!

僕は大学から直接公務員へなりましたが、やはり民間経験のある人と働いているとその凄さを実感します。

ルル区長
ルル区長

是非ともそういった能力の高い方にこそ土木公務員になってもらいたいと思います!

これからも土木公務員に関する様々な情報を発信していこうと思います!

それでは、失礼いたします。

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