【土木公務員・地方上級】インターンシップ攻略法を伝授します!(当日編)

公務員試験

いつもお世話になっております、ルル区長です。

政令市・県庁の土木公務員を目指し、インターンシップに申し込んだ学生さんも多いと思います。

でも、考えなしにインターンのプログラムを終えていって得られるものが無かった…

心構えや準備をしっかりしていかないとこうなるケースも多々あるはずです。

せっかく大学の夏休みを使ってインターンシップに行くなら実りある成果を得て戻りたいですよね笑

こうした漠然とした不安を無くすため、今回もインターンシップの攻略法についてお話していきたいと思います!

ルル区長
ルル区長

僕が学生時代に経験したインターンシップや市職員として実際にインターンシップ担当として業務を行った経験も踏まえて説明していきます!

今回の記事はインターンシップ当日編になります。

インターンシップの日程構成

まずはインターンシップの日程構成について僕が経験した2つの自治体(政令市)の例で紹介していきたいと思います。

紹介する2つの自治体では大きくインターン期間が異なります。1つは4日間の日程(短期日程型)でもう1つは2週間の日程(長期日程)となっています。

それぞれどういったスケジュールで進んでいくのか、参考程度に見ておいてください!

この2つの自治体は実際に僕が学生時代に申し込んだ自治体(政令市)と僕が働いていた自治体(政令市)になります。

ルル区長
ルル区長

実はインターン先と就職先は別の自治体でした笑

ケース1(短期日程型)

まず1つ目の自治体(短期日程型)を紹介します。

全日数は4日間で、各日程の内訳は以下のとおりです。

1日目内容
8:30~9:30挨拶・市政の概略
9:40~11:00都市計画関連講義
11:10~12:00都市計画関連グループワーク
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30交通政策関連講義
14:40~16:30交通政策関連グループワーク
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
2日目内容
8:30~9:30市街地の概要
9:40~11:00市街地事業関連講義
11:10~12:00市街地事業現場見学
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30開発事業関連講義
14:40~16:30開発事業現場見学
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
3日目内容
8:30~9:30水道事業の概略
9:40~11:00下水道事業関連講義
11:10~12:00下水道関連グループワーク 
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30上水道関連講義
14:40~16:30上水道関連グループワーク
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
4日目内容
8:30~9:30防災事業の概略
9:40~11:00維持管理事業の概略
11:10~12:00若手土木職員との対談 
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30土木部長との対談
14:40~16:30政策立案グループワーク
16:40~17:15まとめ・日報シート記入

期間が短い分、ギュッとまとまったスケジュール構成になります。

講義内容も主要な部署をピックアップしている感じですね!

ケース2(長期日程型)

次に、2つ目の自治体(長期日程型)になります。

全日数は10日間で、こちらも各日程の内訳を紹介していきます!

1日目内容
8:30~9:30挨拶・実習内容の説明
9:40~11:00組織形態と土木事業の概略
11:10~12:00主要事業と将来計画の紹介
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30事業現場視察(その1)
14:40~16:30事業現場視察(その2)
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
2日目内容
8:30~9:30都市計画の概要
9:40~11:00市街地事業関連講義
11:10~12:00再開発事業関連講義
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30公園事業関連講義
14:40~16:30交通政策関連講義
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
3日目内容
8:30~9:30道路事業の説明
9:40~11:00道路維持管理関連講義
11:10~12:00長寿命化・防災事業関連講義
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30水道事業関連講義
14:40~16:30農業土木事業関連講義
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
4日目内容
8:30~9:30区役所業務の概要
9:40~11:00測量業務の概要
11:10~12:00工事発注の概要
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30職員との対談(本庁部門)
14:40~16:30職員との対談(出先部門)
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
ルル区長
ルル区長

5~9日目は区役所でのインターンシップになります!

5日目内容
8:30~9:30挨拶・基本業務の説明
9:40~11:00現場見学(土木工事)
11:10~12:00現場見学(維持管理)
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30現場見学(農業土木)
14:40~16:30工事発注に向けての準備
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
6~9日目内容
8:30~9:30実習課題の説明
9:40~11:00工事の測量実習
11:10~12:00工事図面の作成
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30工事の設計・積算実習
14:40~16:30工事の設計・積算実習
16:40~17:15まとめ・日報シート記入
ルル区長
ルル区長

最終日(10日目)は本庁に戻ってこれまでのまとめを行います。

10日目内容
8:30~9:30区役所業務の感想記入
9:40~11:00グループワーク(区役所業務)
11:10~12:00各グループ発表
12:00~13:00昼休憩
13:00~14:30政策立案グループワーク
14:40~16:30各グループ発表
16:40~17:15まとめ・日報シート記入

こちらは期間に余裕があるので、区役所での業務体験や、比較的多くの部署の講義が組み込まれていますね!

基本的な講義内容はおおよそどの自治体も同じ!

ここまで僕の経験した2つの自治体のインターンシップスケジュールについて紹介してきました。

この2つを比べてみると講義内容は土木関連の事業についてのものでおおよそ同じものですよね。

大きな違いは日数に差がある分区役所での実習が追加されていることですね!

ただ、政令市は最初の配属が区役所になることも多いので、業務を経験できることは意外と重要だったりします。

ルル区長
ルル区長

学生の思う公務員といえば本庁での業務をイメージしがちなので区役所の仕事も知っておくと入庁してからのギャップも抑えられると思います!

インターンシップで質問しておくべきこと!

ここからはこの記事のメインでもあるインターンシップで聞いておくべきことについてお話していきます!

まず大前提として、インターンシップに行く目的は

  • 自分が本当に就職したい職業かどうか確認する
  • 就職試験(主に面接)で他の受験生と差をつける

上記の2点であることをしっかりと認識しておいてください。

ルル区長
ルル区長

特に2つ目は最も重要な公務員試験に直接影響してくる部分でもあるのでインターンでは意識しておくようにしましょう!

また、インターンシップに行く大きなメリットの一つが実際にその自治体で働いている職員から話が聞けることです。

これらを踏まえて、質問しておくべき事項について解説していきます!

事業の進行上で課題になっている点を聞くべし

各講義ではその分野に関して行っている主要事業についての紹介をされると思います。

そしてその説明順序はおそらく

その自治体で課題になっていること

その課題を解決するための政策立案

○○年後の解決に向けて現在××の段階まで進行中である

上記のような流れで説明をされると思います。

ただ、こういった流れで説明される内容はホームページでも知ることができる内容ですよね…

これではインターンシップに参加していない受験生と情報における差はあまりつけられないですよね。

そこで聞いておくべきことが、

事業進行において課題となっていること」です。

主要事業ともなる大きな事業ではあらゆる段階で課題が発生してきます。

この現状直面している課題について現担当者から直接話を聞けることは非常にメリットとなりえます!

ルル区長
ルル区長

ホームページで大まかな事業の流れは知ることはできますが、リアルタイムの状況について知ることが難しかったりします!

公務員試験の面接において、興味のある事業・政策については必ずと言っていいほど話題に上がります。

その時にインターンシップに参加した経験を交えて話すことができれば、話題の深掘りにも対応しやすくなります!

特に直近で課題になっていることについて情報を持っていると、その解決策を提示できたり、自身の長所と結び付けて自己PRできたりします!

このポイントを質問できるチャンスはインターンシップ期間中多くあると思いますので是非聞いてみてください!

若手職員との対談では何でも好きなことを聞いてOK!

インターンシップでは若手の職員(採用後1~3年)との対談をする時間が設けられていることがあります。

年の近い職員から話を聞けるのもメリットです。

ここでは自分の好きなことを聞いて大丈夫です!

どちらかというと就職試験対策というよりは公務員という仕事に対するイメージの調整に重点を置く感じです。

参考までに聞いておいて損はないという事項を以下にまとめておきます!

  • 異動周期はどれくらいか
  • 配属先の希望は叶えられやすいのか
  • 就職して感じた理想とのギャップ
  • 仕事で大変なこと
  • 恋愛事情

etc…

ルル区長
ルル区長

思いついたことなんでも聞いちゃって大丈夫です!

自治体のインターンシップでは民間企業と違って期間中に個人が評価されることはありません。

なので、こうした場面では遠慮せず業務外のことでも情報を仕入れて帰るのがオススメです!

管理職員との対談では自治体の将来について聞くべし

最後に管理職の職員との対談で聞いておくべきことについてです。

こちらは自治体によってあったりなかったりします。

ルル区長
ルル区長

学生が自治体の管理職員から話を聞ける機会は滅多にないのであればラッキーです!

ただ一応は向こうも出世してきた偉い人なので若手職員との対談のように何でもかんでも聞くのはやめましょう笑

そこで聞くべきはその自治体の将来についてです。

管理職ともなればよりトップに近い立場にいるので広い視野で自治体の事業を見ています。

インターンシップの講義で様々な分野の政策・事業について説明を受けますがその中で一番力を入れている事業は何なのか、

これは各部署の担当者レベルでは把握しきれていないところです。

自治体の事業ごとの重要度を把握できれば、面接時に重要度の低い政策を自身の興味ある政策として取り上げてしまうリスクを回避できますね!

まとめ

今回の記事ではインターンシップ当日の攻略法について紹介しました!

要点をまとめると

  • 日程構成はおおよそどの自治体も同じ
  • 講義の質疑応答では事業の現時点での課題を聞くのが〇
  • 若手職員からは割となんでも聞いてOK
  • 管理職員からは自治体の将来(事業の重要度)について聞くのが〇

こんな感じです!

自治体のインターンシップは職場の実態について知るとともに、面接でほかの受験生と差をつけることが重要です!

この記事が地方自治体を受験しようと考えている学生の方々が素晴らしいスタートダッシュをきるための参考になれば嬉しいです。

まだまだ公務員についての有益な情報を発信していくつもりです!

それでは、失礼いたします。

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